疑問符

この世に生まれ落ちてから様々なことを体験し、日々葛藤していますか?

アセッション解説

(1)アセンションは、人類の大多数が同時期に真実の意識(覚醒・悟り)に気づきはじめるという現象で、これは2013年ごろを境に起こることが期待され、また、少なくとも人類の10%以上の人たちが、この機会に恵まれるだろうというできごとです。

(2)地球、および動植物も含めた自然環境が、これを境に大きく変貌する。

 これは地球だけにとどまらず、太陽系全体、あるいは銀河系全体を含む変化でもあります。この変化は、何らかの存在、たとえばETのような地球以外の知的生命体によって計画されたものか、人類自らの意志によって起こるものなのか、宇宙創造の進化のプロセスの一環として起こる自然現象なのか…、いろいろな見解があるようですが、私は、人類自らの意志がメインであるけれども、これら3つの要因が影響しあって起こるのだという見解を持っています。

(3)アセンションのプロセスが、急激に起こる(たとえば数日間)という人たちと、数年間の時間的なプロセスを経て起こるという人たち、この点でもいくつもの見解があるようです。また、アセンション後の状況についてハッキリしたヴィジョンを示している人は、私の知る限り少ないようです。これは、個人の悟りについて「あなたは悟った後、こういう生活をするようになるでしょう」と予言するのに似ていますから、アセンション後についての説明が少ないのは当然といえば当然です。

 さて、(1)についてですが、意識の覚醒の程度がポイントです。どのていどの覚醒になるかによって状況は大きく変わってきます。もし東洋の宗教が目指すような解脱、あるいはニルバーナ(涅槃)の状態に移行するのだとすれば、その意識からは世界も地球も人間も完全に存在しなくなっていますから、存在しない状況についてあれこれいうのは無意味です。

 もし覚醒の程度が、「真善美」としての自己の神性という目覚めであるならば、人類も自然も調和した霊的な王国が実現することになるでしょう。これは人間としてすべての人が目指すべき理想の状態で、地上天国ということもできるでしょう。自己実現した人たちだけで運営する理想世界です。それがSUN(スーパーユニバース・ネットワーク)であり、APG(アセンションプロジェクト・銀河の声)のめざすところでもあるのです。

 これらのことが起こるとすれば、緩慢に何十年何百年かけて起こるのではなく、ウランに連鎖反応が起こるように、ある臨界点を超えたとき、ある数の人たちが起爆剤となって連鎖反応が起こるでしょう。

 その数は少なくとも144.000人以上は必要でしょう。起爆剤となるに十分な魂が、現在地上に用意されて(つまり、生まれ変わっているということ)いるので、この人たちが2013年までの間に次々と目覚めていくことが期待されるわけです。そして数年のズレはあるかもしれませんが、近い将来確実に臨界点に達するでしょう。そしてアセンションという連鎖反応が、その時からスタートすることになるのです。その結果、現在地上に住んでいる人に当てはめれ

ば、全体として少なくとも10%以上の人口に目覚めが起こることになります。反対の極にいる何十パーセントかの人、つまり自我に仕える人たちとは、アセンションが起こった時点でお互いに精神的にも肉体的にも接触できない状況に急速に分離していくでしょう。

 現在すでにこの2極分化が起こっていて、この開きはますます大きくなっていくでしょう。良いものはますます良くなり、悪いものはますます悪くなっていく時代です。

 

(2)については「意識が変われば世界も変わる」ように、自然環境も大きく変わってきます。現在の変動期に起こっている天変地異は、次第に安定していき、穏やかになっていきます。人々はもはや自然を征服すべき「敵」としてみることはなくなり、内面の平安を反映したもので、自己に対する宇宙の恵みとして受けとるようになるでしょう。したがって動植物も、友であり、自分たちの一部として調和した存在になるでしょう。地球自体が、急速にこの理想的な状態に向けて周波数を上昇させているので、破壊的な思考の人が生存するのは困難になってきます。これは、多かれ少なかれ銀河系全体の生命体に及ぶ変化であると私は考えています。

 ETの意識のなかにも、この変化を望まない勢力があります。これらの勢力の影響は、目覚めを望まない何十パーセントかの人間とともに、彼らにふさわしい宇宙に移行しつつあると考えられます。またアセンションを積極的に歓迎しているETたちは、最終的な準備段階に入り、見えない次元で地球のアセンション達成に力を貸しています。しかし、最終的な責任は人類の主体性に置かれているため、決定権はわれわれ人類に委ねられています。法華経阿弥陀経など、大乗仏典のほとんどに宇宙の様々な浄土や仏国土の話が出てきます。ETの存在は大乗仏教の世界観では常識として扱われています。

 

 (3)の場合、アセンションにともない、さまざまな天変地異が起こると恐れている人たち、また、アセンションから取り残されるのではないかと恐れている人たちもいるようですが、これこそアセンションを妨げる矛盾した思いです。

個人が悟る場合を考えてみると理解しやすいかもしれません。悟りにさきがけ、ものすごい苦しみや恐怖に直面し、勇気を試される場合もあるかもしれません。または内側からくる導きにしたがって、冷静に平安に対処していくうちに、あるとき忽然と真実がわかるというケースもあります。

 きっかけはどうあれ、悟ったときには恐怖心や疑いや苦しみは一切消えてしまいます。悟れないのではないか、苦しみは終わらないのではないかという思いが悟りを妨げていることは明らかです。アセンションについてもまったく同じです。

 人類を3つのタイプに分けた場合、内なる意識(魂・ハイヤーセルフ)がすでにアセンションを決定している人たちと、いまだにどちらとも決めかねている中間の人たち(2000年まではこのタイプの人たちがマジョリティーを占めていたように思うが、2極分化の進行と共に減ってきている)、旧来のままの生き方を望む人たちの3種類に分類されます。これまでの人類の歴史には、アセンションのモデルとなるような世界観は見当たりません。今まで言われてきたさまざまなユートピアのどれとも違う、まったく新しい理想世界が今回のアセンションのドラマですから、どのような世界にするかはアセンションと同時に創造されていくわけです。古い予言に語られているようなこと(地球最終戦争など)が起こる必要はまったくないのです。

 アセンションに直面するにあたって一番大切なことは、自己の内面に集中することです。それ以外にありません。人々の恐怖心や焦燥感をあおるような情報には慎重に対処すべきです。